テレビの天気予報で筍梅雨という言葉を知りました。
今頃の長雨に何とぴったりの言葉でしょう。
辞書を引いてみると、4月から5月頃に吹く東南風の呼び名で、伊勢や伊豆の船頭言葉ということです。
伊勢や伊豆の船頭さんたちは、この風が吹く雨がちの日々、はるかに見える山では筍が頭を出し、ずんずん伸びていく様を想ってこう呼んだのでしょう。
この季節、小屋にも筍が届きます。
岩魚を養殖してくださっている高橋渓流さんが裏山で採れる筍を持ってきてくださるのです。
ほろ苦い味を噛みしめて心を引き締め、新旧のスタッフさん達と共に、今シーズンも頑張っていこうと思います。
上條久枝
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今年の筍はすでにこの状態で届きました。暖かかったため、いつもより早く出たということでした。