
8月が過ぎて山は秋の気配が濃くなり、外を歩いて裾や袖口に草の実を付けて帰ることもよくあるようになりました。
先日のこと、すべった拍子にしなるばかりに実を付けたイラ草を掴んでしまい、刺がないことに気付きました。
小屋のまわりにはイラ草が多く、ちょっとでも触れようものなら、蟻酸をふくむ独特の痛みがいつまでも残り、イラ草とはよく名付けたものだと思うほどやっかいな草です。
そのイラ草が春先に芽を出して以来、ずっと身を守ってきた刺を捨てて、実を出来るだけ遠くへ運んでもらう作戦に出たということを知って、自然界の妙に感動を覚えました。
