下村さんを偲ぶ会

小屋の50年来の友人であった下村勉さんが、1月6日に急逝されました。コロナ禍での家族葬であった為と、冬は皆バラバラに暮らしていることもあり、誰もが下村さんが亡くなられたという実感がわかずにいました。

ゴールデンウィークにはいつものように、ホタルイカと白エビと、富山湾の魚を持って来て下さるのではないか、という気もしていましたが、やはりそれはなく、しみじみと寂しい気持ちになりました。

下村さんは私心というものが全くない方で、どんな事にも誠心誠意対応して下さり、私たちはそれに甘えることに慣れてしまい、何かといえば下村さんにお願いをしてばかりでした。最近では囲炉裏の鉄瓶を高岡市の制作会社に持っていき、昨年の小屋明け時に見本として出した鉄瓶を持って来て、6月には完成した鉄瓶を運んできて下さるという労をとっていただきました。

近年、仕事を離れられてからは、連休やお盆ともなればたくさんの魚を持って助けに来て下さり、岩魚の串洗いを一手に引き受けて下さって、それがどんなに有難かったかは言葉に尽くすことが出来ません。それなのに「お世話になりました」と一人一人に挨拶をして帰られるような、謙虚で奥ゆかしいお人柄でした。

私たちは、下村さんから受けた温情に何ひとつ応えることもないまま、永遠の別れをすることになってしまいました。「下村さん、ありがとうございました」という一言を言うために、5月21日の一夕、友人、知己が集い、個人を偲びました。

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